AXIS vol.128 特集「東京大学先端科学技術研究センター」
今更ですが、AXIS vol.128(2007.8)(amazon)を買って読みました。
今回は先端研特集。各分野の先生が研究テーマを紹介しています。
個人的に面白かったものの一つは、瀬川先生の「色素増幅太陽電池」。
色素増幅太陽電池は通常の太陽電池よりもエネルギー変換効率が高く。
切っていろいろな形に変形できる。
そして瀬川研が世界で初めて太陽電池そのものに
エネルギー蓄積機能を持たせることに成功した。
今後は30%の変換効率を目指して様々な研究が進められているということ。
瀬川先生には確か駒場で「化学平衡と反応」の講義を受けた気がする。懐かしい。
もう一つ面白かったのは、渡邉先生の認知科学。
人間の意志決定の曖昧さを紹介している。
二枚の写真を見せて、好きな方を選ばせる。
そして、手品を使って二枚の写真をすり替えておき、
「好きじゃない方」の写真を手に取らせて、「なぜ好きと思ったか」の理由を聞くと、
「好き」な理由を語り始めるらしい。
しかも、3人に2人以上はすり替わったことに気づかないらしい。
他にもCMの好感度にたいする解析とか、好みの形成についてのお話。
いわゆる普通のデザインではないかもしれないけど、面白いです。
買う人は、ちゃんとした本屋に行かないとないので注意。
■巻頭インタビュー
東京大学先端科学技術センター特任教授 岩井俊雄■紹介
今年で設立20執念を迎える東京大学先端科学技術研究センター。設立当初から「学際性」「流動性」「公開性」「国際性」の4つをモットーに掲げ、ほかの大学や研究機関にはない、独自の分野開発と組織作りに取り組んできた。そうした新規の取り組みこそが、”先端”たるゆえんであろう。
2004年の国立大学法人化を機に、新たな組織作りと、さらに先端の、かつユニークな研究分野へと挑戦を続ける同センター。その組織、人材、研究内容を紹介する。■目次
- 生命知能システム・神崎亮平教授
-分析、統合、検証をループして、昆虫の潜在能力に迫る- 認知科学・渡邊克己准教授
-人間の意志はどのように決定されるのか- ケミカルバイオテクノロジー・菅裕明教授
-生物学に化学的思考を取り入れる- 情報文化社会・御厨貴教授
-記憶を勝ちある記録として残すオーラル・ヒストリー- 都市環境システム・大西隆教授
-人口減少時代の都市のあり方を探る- バリアフリー・福島智准教授
-自らの体験を生かし、社会のバリアを考える- バリアフリー・中邑賢龍特任教授
-利用者を科学して、障害をサポートする- 人間情報工学・伊福部達教授
-多彩なアプローチで”人を助ける機械”を創造- エネルギー環境・瀬川浩司教授
-植物から学ぶ、光エネルギー変換の発想- 製造情報システム・鈴木宏正教授
-創発に活かすデジタルエンジニアリング- ユビキタス・森川博之教授
-目に見える形で伝える未来
トラックバック URL :
コメント (0)






