2007/7/29 日曜日

AXIS vol.128 特集「東京大学先端科学技術研究センター」

Filed under: UT, design — koichiro honda @ 1:53:46

AXIS 2007.8 No.128

今更ですが、AXIS vol.128(2007.8)amazon)を買って読みました。

今回は先端研特集。各分野の先生が研究テーマを紹介しています。

   

個人的に面白かったものの一つは、瀬川先生の「色素増幅太陽電池」。

色素増幅太陽電池は通常の太陽電池よりもエネルギー変換効率が高く。
切っていろいろな形に変形できる。
そして瀬川研が世界で初めて太陽電池そのものに
エネルギー蓄積機能を持たせることに成功した。
今後は30%の変換効率を目指して様々な研究が進められているということ。

瀬川先生には確か駒場で「化学平衡と反応」の講義を受けた気がする。懐かしい。

      

もう一つ面白かったのは、渡邉先生の認知科学。
人間の意志決定の曖昧さを紹介している。

二枚の写真を見せて、好きな方を選ばせる。
そして、手品を使って二枚の写真をすり替えておき、
「好きじゃない方」の写真を手に取らせて、「なぜ好きと思ったか」の理由を聞くと、
「好き」な理由を語り始めるらしい。
しかも、3人に2人以上はすり替わったことに気づかないらしい。

他にもCMの好感度にたいする解析とか、好みの形成についてのお話。

      

いわゆる普通のデザインではないかもしれないけど、面白いです。
買う人は、ちゃんとした本屋に行かないとないので注意。

■巻頭インタビュー
 東京大学先端科学技術センター特任教授 岩井俊雄

■紹介
 今年で設立20執念を迎える東京大学先端科学技術研究センター。設立当初から「学際性」「流動性」「公開性」「国際性」の4つをモットーに掲げ、ほかの大学や研究機関にはない、独自の分野開発と組織作りに取り組んできた。そうした新規の取り組みこそが、”先端”たるゆえんであろう。
 2004年の国立大学法人化を機に、新たな組織作りと、さらに先端の、かつユニークな研究分野へと挑戦を続ける同センター。その組織、人材、研究内容を紹介する。

■目次

  1. 生命知能システム・神崎亮平教授
     -分析、統合、検証をループして、昆虫の潜在能力に迫る
  2. 認知科学・渡邊克己准教授
     -人間の意志はどのように決定されるのか
  3. ケミカルバイオテクノロジー・菅裕明教授
     -生物学に化学的思考を取り入れる
  4. 情報文化社会・御厨貴教授
     -記憶を勝ちある記録として残すオーラル・ヒストリー
  5. 都市環境システム・大西隆教授
     -人口減少時代の都市のあり方を探る
  6. バリアフリー・福島智准教授
     -自らの体験を生かし、社会のバリアを考える
  7. バリアフリー・中邑賢龍特任教授
     -利用者を科学して、障害をサポートする
  8. 人間情報工学・伊福部達教授
     -多彩なアプローチで”人を助ける機械”を創造
  9. エネルギー環境・瀬川浩司教授
     -植物から学ぶ、光エネルギー変換の発想
  10. 製造情報システム・鈴木宏正教授
     -創発に活かすデジタルエンジニアリング
  11. ユビキタス・森川博之教授
     -目に見える形で伝える未来

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